夜の絶好のロケーションをもとめて
私は写真のことはあまり分かりません。一つの趣味として、かなり浸透してるものですが、私にはまったく縁がなかった。写真を撮ると魂が抜かれる、と昔の人はよく言ったものです。確かに写真がキライだという人はいますね。私もあまり好きではありません。写真を撮るときに、独特のかけ声がありますね。「はい、チーズ」カシャ、という言葉が。あのときにどうも笑顔がつくれない。顔がこわばってしまうのです。だからあまり写真を撮られるのは好きではありません。
もう、何年も前のことですが、私は仕事で「街の夜の景色」というテーマで、夜な夜な雑誌の取材をしていた時期がありまして、そのときにはカメラマニアの友達にカメラマンになってもらったのです。そう、私は一応はフリーのライターとして、雑誌などの記事を取材執筆しているのですが、どうしても私はカメラが苦手でして、いつもその友達に頼んで撮影してもらっているのです。まあ、仲のいい友達ですから、快く私のわがままにつき合ってもらえるというわけです。
それで最初は仕事で近場の街の夜景などを撮っていたのですが、そのうちこの楽しさを発見してしまいまして、私は仕事以外でも、その友達と街の夜景を探し求めて夜な夜な出歩くことが趣味になっていたのですね。